タランチュラを初心者が扱うには

タランチュラ

タランチュラの魅力

タランチュラは奇蟲の王道と言って差し支えない、最高のペットです。タランチュラという存在それ自体が一般には恐怖心や嫌悪といった身の毛がよだつマイナスの感情を想起させます。しかしそれも突き詰めた時、タランチュラの美しさ・可愛さなどの魅力に変わるでしょう。マイナスにマイナスを掛けるとプラスになるのです。

タランチュラの魅力に一度目覚めるともう抜け出せないでしょう。タランチュラの官能的なまでのグラマラスなフォルム。まるで宝石のような美麗種。そして爆発的にダイナミックな捕食。タランチュラを飼育しない理由がないのです。


タランチュラを飼育するまで

タランチュラの魅力は枚挙のキリがないというわけですが、飼育となるとハードルが高いと感じる方が多いのが実情です。

タランチュラ飼育のハードル

  • タランチュラの毒性
  • タランチュラへの周囲の理解
  • エサの調達
  • 保温の必要性

タランチュラ飼育のハードルは列挙するとこの程度です。

タランチュラの毒性は実はあまり高くありません。タランチュラの毒は昆虫に対するものであって人間を殺すためのものではありませんので、噛まれても死ぬようなことはないでしょう。しかも大抵の種類は積極的に噛んできません。とはいえ、万が一、噛まれればかなりの痛みと腫れが残るでしょう。また、タランチュラの毛は触れると痒くなるような刺激性があります。実際に飼育しているとこちらの刺激毛の方が厄介です。

タランチュラの毒性はかなり誤解されがちでしょう。「毒グモ」であることは事実です。家族がいるなら飼育に賛同してくれる場合は滅多にないでしょう。もしそうなら最高の家族です。もし完全な一人暮らしでないなら家族の理解が最も飼育までの高いハードルではないでしょうか。

タランチュラのエサは基本的に生きた昆虫です。爬虫類ショップで手に入るエサ用の生きたコオロギで十分です。コオロギを安定的に手に入れられる環境にあることが飼育の条件となります。

タランチュラの飼育では保温は多少必要です。冬はパネルヒーターなどで温度勾配を付けつつ温めましょう。種類によっては厳密な温度管理が求められますが、大抵の種類、特に一般的な種類ではあまり気にしないで飼育できることが多いでしょう。


タランチュラの飼育方法

タランチュラの飼育方法はハッキリ言って大して説明することはありません。床材を飼育容器に入れ、タランチュラの種類ごとに必要な湿度を保つように床材の濡れ具合を調整し、水入れを常設し、適当な頻度でエサをやるだけです。保温はパネルヒーターを側面に張り付けるか底面の半分ほどに敷くだけです。


では何が難しいのか

タランチュラ飼育で最も難しいのは床材や飼育容器の清掃のための生体の移動でしょう。安全に移動することこそ飼育者の腕の見せ所です。噛まれたり脱走されたり事故があれば飼育失敗です。騒ぎになればタランチュラ飼育の法令での規制は免れないでしょう。これが最も難しいのです。

ここでタランチュラの移動などの方法を説明してもいまいち伝わらないでしょう。最も大事なのはローズヘアーなど遅くて扱いやすいタランチュラで練習することです。ゴライアスバードイーターが欲しい人でも最初は必ずローズヘアーを買ってください。それでとにかく練習してください。インターネットの記述や便利な動画もありますが、それよりも実践がないと話になりません。

タランチュラのマニアは法令での規制を最も恐れます。なので、初心者が容易に参入してくることを良しとしないことが多いのです。したがって、SNSなどでタランチュラ初心者として活動しても親切に教えてもらえると期待しない方が良いでしょう。インターネット上で助けを得られると思わないことです。間口が狭いというのもタランチュラの難しいところです。

要するに、タランチュラの扱いのある爬虫類ショップの指導に頼るべきです。タランチュラの飼育成功の可否は爬虫類ショップ探しに帰着します。

参照:爬虫類ショップの歩き方