爬虫類ショップの歩き方

爬虫類の飼育を始めるのにあたってこの趣味で大事なことは良い生体に出会うことです。他の人が羨むような良個体を飼育するのは何物にも代えがたい楽しみです。爬虫類ショップを探して最終的な目標は、良い個体を売ってもらえるということです。

爬虫類ショップ自体大した件数がないため地方では選択肢が少ないように思う方も多いでしょう。ですが、遠方に出向いたりネットの力を借りたりするという選択肢もあります。賢いやり方でよりよく爬虫類を楽しむ方法を考えましょう。

爬虫類ショップを探す場合、たいていの方はまず距離で探すでしょう。同じ県や市町村で探すことが多いでしょう。都心では選択肢は多岐にわたるはずです。逆に地方ではほぼ選択肢はありません。都心と地方で場合分けしてみてみましょう。


都心でのショップ探し

爬虫類ショップは東京都内やその近郊には多数あります。特に有名店も多く逆に選び方が難しいかもしれません。

  • 距離(行くまでの時間)
  • 店員の対応や知識
  • 店員が常にいるかどうか
  • 取扱い生体のタイプ

まずは距離や通うための交通時間、交通費を考慮していくつかピックアップします。そしてまずは実際に来店してみることが大事です。店員や店主と話してみて話しやすいかどうか、をまず試します。単純にいい人がどうかではなく、やはり人間ですから相性のようなものは必ずあります。こういうタイプの人は苦手でこういうタイプは得意。といったフィーリングの相性が大事です。初心者が爬虫類の飼育を始めるにさしあたって、ショップの人と話す量や時間はそれなりに多くなります。親切だけど何かとっつきにくいような苦手なタイプの人とずっと話すのははっきり言って苦痛です。楽しく爬虫類飼育の門をたたくためには妥協できない部分だと思います。

そして意外な盲点として、店員や店主が良い人で話やすく親切であったとしても、常に店にいるとは限らないということです。店員がアルバイトでありシフト次第では店にいないなんてことはよくあります。店主も仕入などの仕事で店頭にずっといるとは限りません。せっかくいい人がいても、自分が店に行った時に対応してくれなければ何の意味もありません。

最後に販売生体です。取扱いの方向が自分の興味とあっていれば文句なしです。ただし、多少ぐらいならその店の強い方向とベクトルが違っても爬虫類専門店ならある程度対応できますので、そこまで気にする必要はないでしょう。


地方でのショップ探し

爬虫類ショップを地方で探す場合、専門店となると同一県内に1~3件しかないということはざらにあると思います。

ホームセンターでは生体を買わない

理由は簡単です。ホームセンター内の爬虫類ショップの場合、ショップは売上の10~30%の販売手数料をホームセンターに支払う契約になっている場合が多いのです。もちろんテナント料は別でしょう。要するにすべての商品が割高です。安いとしたら粗悪品です。仕入れの力が強いとも思えません。※後述

ただし、距離が近いのであればエサなどの消耗品を買うのには向いているでしょう。賢く使い分けましょう。

地方・ホームセンターでは仕入れ力が致命的

爬虫類ショップに限らずペットショップでは生体がどこから来るか、考えてみて下さい。お店の裏に繁殖工場があるわけではないのは自明です。ショップは必ず問屋やブリーダーから買い付けます。地方の場合は、問屋が生体リストを送り、ショップがそこから発注して、問屋が発送します。要するに現物確認を伴わない通販です。(動物取扱業者の間ではこういう通販は認められています。)では、良個体はどれだけ入荷できるのでしょうか。3匹発注したとして、1匹がそこそこ良個体、1匹が普通個体、1匹が悪い個体。という風に問屋が調整するのが普通です。これはまだいい方で、問屋との関係が良好でない場合、3匹とも悪い個体になる場合も多々あります。(※筆者は前職が問屋従業員です。)しかも、たいていの本当の良個体は問屋に足を運んで買い付けに来る爬虫類ショップが買い占めています。

爬虫類ショップに遠くても行く

爬虫類ショップとして営業している店に多少距離があってもまずは行ってみるべきです。その店が良いかどうかは上述の都心での場合に準じます。良い店があればそこで購入します。その際に以下のことをしておきます。

  • 自分の名前と連絡先をしっかり伝える
  • 飼い方などでメールや電話、LINEをする許可をもらう
  • 最新の入荷情報をどう確認すればよいのか聞く
  • 自分が興味のあるジャンルを伝える

どれもそのお店との継続的な付き合いをお願いするためです。常連の仲間に入れてもらうようなことです。特に、入荷情報は大事です。店の立場で考えれば、頻繁に足を運んでくれるお客さんの方を優遇するのは当たり前です。ホームページやブログで入荷情報を発信する前に店頭に並べて常連に提供している場合も充分に考えられます。それで売れればお店とすればホームページやブログ更新の手間が省けるため願ったりかなったりです。店の人は爬虫類のプロであってインターネットのプロではありません。インターネットの作業を煩わしく思っている人も多いでしょう。つまり、「最新の入荷情報はホームページやブログで確認してください。」というのはある種の方便といって差し支えないのです。では、頻繁に足を運べないのにより良い販売生体に出会う究極の手段は、最新の入荷情報を自分にだけメールや電話、LINEなどで教えてもらうということです。

爬虫類ショップに「媚びる」のか?といって嫌気がさす人もいるかもしれません。言いたいのは、媚びるとかではなく、単純に仲良くなるということです。常連になるということです。マニアックな趣味の世界では大事なことです。そういう意味で、上述の通り、フィーリングは大事です。意図的に仲良くなるというよりも、自然とこの人と仲良くなりたいな、と思えるような人のいる店に出会うのが最良です。


爬虫類の通販

爬虫類生体の通販は禁止になったと思っている方も多いでしょうが、条件次第では可能なのです。

条件は単純で、「現物確認および対面説明」をしたかどうかです。これを満たせば生体の通販はできます。ただし、通販に弱い爬虫類ショップでは梱包や発送業務が下手である可能性もあります。この点は注意が必要です。よく確認しておくことが大事です。

爬虫類ショップと上述の常連関係が構築できた場合、通販で良個体を購入できるようになるシナリオも夢ではありません。


個人的なオススメ店の紹介

筆者は群馬県に住んでおります。高速道路を使えば東京まで1時間と少しぐらいの場所です。

ズバリ、県内でお世話なっているお店は、2017年オープンの新しいお店ですが、マシュマロパンダさんです。マシュマロパンダさんはアニマルカフェアンドショップという形態のお店で、アニマルカフェとして屋内動物園のようなスタイルでの営業をしつつ、爬虫類や小動物、猛禽などを販売しています。単に爬虫類ショップとして見ても充分な品ぞろえです。

爬虫類ショップとしてのマシュマロパンダさんの強みは、アニマルカフェとして爬虫類マニアではない人の接客に慣れていることです。かといってつまらない移動動物園のようないかにも素人アルバイトの集まりというようなことはなく、店主は完全に知識豊富なマニアさんでした。爬虫類専門店のクオリティです。つまり、初心者でも最高にとっつきやすい爬虫類ショップと言えます。

北関東の爬虫類ショップならマシュマロパンダさんをオススメします。

余談ですが、当サイトの写真もマシュマロパンダさんで撮影させてもらったり拝借しています。