ヒョウモントカゲモドキ、はじめての一匹

ヒョウモントカゲモドキ ハイポタンジェリン

ヒョウモントカゲモドキは間違いなく爬虫類の入門種です。モルフ(品種)も多種多様で必ず好みの色や柄の子が見つかるでしょう。

ヒョウモントカゲモドキはまたはレオパとも呼ばれ最も人気の爬虫類のうちの一つです。もちろん見た目の可愛さや色合いの派手さに加えて、飼育の難易度の低さ、維持費の安さは人気の要因でしょう。ガッキーこと新垣結衣も飼っているとして話題になったこともあります。その上、近年は人工飼料だけで飼えるようになったということで更なる人気が見込まれています。

ちなみに、ガッキーの飼っているヒョウモントカゲモドキのモルフは、「ハイポタンジェリン」であると思われます。


よい個体の条件

ヒョウモントカゲモドキは基本的に病気知らずで丈夫で買いやすい爬虫類ですが、購入時に状態を崩しているようでは飼育は困難です。健康状態を知るには、痩せているかどうか、脱皮不全でないか、足がしっかりしているか、の3点がポイントでしょう。

  • 痩せているかどうか
  • 脱皮不全かどうか
  • 足がしっかりしているか

ヒョウモントカゲモドキは尾に栄養を蓄えることができるので、健全な個体の尾はぷっくりしています。尾が太ければ太いほど良いというわけではありませんが、ぷっくりした丸みが感じられないような細い場合は要注意です。また、ヒョウモントカゲモドキは脱皮した皮を口ではがして食べますが、上手に脱皮が出来ていない場合は指などに皮が残ります。これを放置すると悪い場合は指が壊死したり重症化します。そうならないために、脱皮した皮が体に残っていないかよくチェックしましょう。最後に、足ですが、これはクル病という病気でないか確認するためです。クル病は簡単に言うとカルシウム不足で骨に異常をきたし足腰がたたなくなっているような状態です。しっかり体を地面から浮かして歩き、脚力がしっかりしていれば問題ありません。寝ている時にぐったりしているのは普通です。


エサと餌付け

ヒョウモントカゲモドキのエサは、コオロギやミルワーム、ローチなどの生き餌と人工飼料があります。問題はどのエサに餌付いているかです。コオロギで飼育するつもりで購入してもローチにしか餌付いていない個体であればコオロギに餌付くまで苦労する羽目になります。人工飼料に至っては、餌付かない個体はいつまでたっても餌付きません。生き餌を全く使わないで飼育するつもりであるならば、必ずすでに人工飼料に餌付いている個体を購入しなければなりません。信頼できるショップで購入しましょう。これを言い出してしまってはキリがないのですが、嘘をつくショップもありますので注意が必要です。特に、イベントではよくある話です。

参照:爬虫類入門者の爬虫類ショップの歩き方

参照:レオパの人工餌


モルフと繁殖

ヒョウモントカゲモドキに限らず爬虫類やエキゾチックペットでよく言われる「初心者だから繁殖よりまずは1匹を飼い込んだ方がいい」という考えにはあまり賛同しません。理由は簡単で、飼育にハマればどうせ繫殖をやりたくなるからです。ハマらなかったら繁殖をしなければいいだけですし、繁殖を視野に入れて頭で構想するだけなら何ら問題ないでしょう。むしろ勉強の良い機会です。

マニアさんにはだいたい2通りに分かれます。いろんな種類をコンプリートしたくなる人。一つの系統だけを貫き通す人。前者は一匹目を共優性・優性のモルフから選ぶべきです。交配した時に簡単に様々なモルフの子をとることができるからです。後者は劣性のモルフか多因子・選別交配のモルフから選びます。劣性は同じモルフで交配するのが最も効率的なので飼育するモルフが限定できる人にオススメです。多因子・選別交配のモルフは完全に同じ血統を維持して作ります。産まれた子の中から良い個体を次の種親にして…を繰り返して理想的な表現を追求するのが究極の楽しみです。

  • 共優性・優性のモルフ…マックスノー、エニグマ、ホワイトアンドイエローなど
  • 劣性のモルフ…トレンパーアルビノ、ベルアルビノ、レインウォーターアルビノ、エクリプス、パターンレスなど
  • 多因子・選別交配のモルフ…タンジェリン系、ジャングル、ストライプなど

初心者が買ってはいけないモルフ

レモンフロスト:レモンフロストは新しい優性(共優性)遺伝のベーシックモルフですが、腫瘍が頻発するという問題があり、海外ではすでに白旗をあげたブリーダーまでいます。繁殖で一儲け…などと考えないようにしましょう。

病気と怪我

ヒョウモントカゲモドキの病気や怪我は少ないと言えるでしょう。脱皮不全とマウスロットぐらいでしょう。脱皮不全は湿度のある場所(ウェットシェルター)を作らなかった時にあり得ます。マウスロットはエサやりの際に尖ったピンセットの先などで口内を傷つけてしまった時になりえます。