ボールパイソンは本当に初心者向けなのか

ボールパイソン

ボールパイソンはよく初心者向けのヘビと言われますが、そうとは言えない部分も多いため、注意が必要です。


なぜ初心者向けじゃないのか

ボールパイソンを初心者にオススメしない理由

  • 温度・湿度ともに高めに設定しなければならない
  • 拒食に入ったら長い
  • 瘦せているかどうかのチェックが(初心者には)難しい
  • ワイルドの輸入直後の個体は初心者にはまず無理

ボールパイソンはアフリカの熱帯雨林に棲息するようなニシキヘビの仲間です。非常に高温多湿な環境を必要としますので、日本の冬場の乾燥や低温対策が求められます。基本的にはパネルヒーターと水入れで対処しますが、ご家庭の環境次第ではそれだけでは足りない場合も多くあります。

ボールパイソンはその太い胴体に栄養をため込むため、体力があります。エサを食べなくても生きていられる時間が長いということです。ただでさえ1日3回ごはんを食べる人間の感覚とかけ離れているのに半年間を超える拒食などは、なかなか初心者には厳しいものがあります。

ボールパイソンは先述の通りの体型で他のヘビ、特に日本のヘビとは肉質も太さも違いますから初心者が適正な体型を見て触って判断するのは難しいでしょう。拒食に入った場合、痩せていれば強制的にエサを食わせる必要がありますし、太っているのに間違って強制給餌をしてしまうと死んでしまうこともあります。

ボールパイソンはワイルド個体の輸入も多く、そういったものほど廉価なわけですが、餌付いていない個体を餌付かせる作業はかなりの長期戦になります。ハッキリ言って初心者が手を出していいものではありません。また、寄生虫も十中八九いると思うべきです。ワイルド個体でもショップで駆虫してマウスに餌付いている場合はその限りではありません。


なぜ初心者向けと勘違いされるのか

ボールパイソンの最大の利点と言って差し支えないのは、その性格です。噛まないし動きも遅いためハンドリングが容易です。これがボールパイソン=初心者向けとされた原因です。実際問題、初めてヘビをハンドリングする人でもあっさり扱えるぐらい良い性格のヘビです。そう、ハンドリング初心者がハンドリングするのにオススメなのです。加えて、ワイルド個体の価格の安さも初心者向けとされる所以です。


モルフと繁殖

ボールパイソンはペット爬虫類の中では有名で繁殖も容易なためヒョウモントカゲモドキに負けず劣らずの勢いでたくさんのモルフが作られています。